普遍教育実践講座第243回 「橋下知事へ直訴-3-」

日本の教育結果は世界から笑われている。現知事が在職中に日本を救ってもらいたい。つまり、大阪府が世界に先駆け、精神教育の発祥となり日本の崩壊を阻止して頂きたい。教育の基盤に芯(しん)を通し、その行き先を定義づける。それは最も難しいことではある。

その大きな原因は、欲を満たすことだけしか考えていない事と、教師が精神を奥深く探る勉強をしていないことである。これは世界中の教師にも言える。教師がお粗末だと、お粗末な生徒しか産出しない。やがて彼らが大人になりお粗末な社会人の一員となる。

政治家たちも同様である。国の宰相であろうと、誰でも義務教育は通過する。だから義務教育から変革するべきである。生徒や親を変える前に、教師 が限りない勉強をし変わらなければならない。教師が変われば子どもたちが変わる。その子どもたちが成長すれば社会が変わり、国家が変わる。国家が変われ ば、見本となり世界が変わる。

だが、教師が目指す着地点が現在の彼らの概念の中にあるわけではない。その道標を示したい。前回に述べた「他人の子どもを自分の子どもと全く同 じであると体得すること」「教育とは何か?」この2つを限りなく追求すれば、自ずと道が創り出される。未熟で愚かだった自分に気づき、世界で1番嫌いな人 間は過去の自分だと思うようになる。そうすれば、しめたもの。進歩した証拠である。

さらに道は続く。そのうちに、教育に人生を賭けるようになり、勇気がないのは貫く理念をもたないことにあると分かる。子どもたちには厳格さが必 要だと分かり、思いやる心が厳格さに繋がると会得し、厳格な自分が在ることに気づく。無謀と厳格、そして勇気と無謀の違いも分かる。文字や距離の測り方を 識(し)ろうとすることだけが勉強ではないと気づく。

それらは学問知識に過ぎない。地上にあるものを識ろうとすることは唯物であって真の勉強とは言えないということにも気づく。そう気づいた教師の 勉強は、限りなく思索を巡らせ、尽きることのない考えに突入する。やがて、子どもたちやその親が日常生活の中で何も考えることなくただ反応だけして生きて いる、ということにも気づく。

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