普遍教育実践講座第246回「橋本知事への直訴-6-」

教育の中で、人間が向き合うべき相手を的確にしないから教育が宙に浮いた状態となっている。不思議な事実が無数にあるにも関わらず、そこに目を向け課題として取り上げていない。それが、これまでの教育であり歴史である。

ウグイスは、縄張りに同種である他のウグイスが侵入してくると、仲間に「ホーホケキョ」と鳴いて警笛を鳴らす。侵入してきたウグイスを猛攻撃して追い払いにかかる。ところが、天敵以外の他種の鳥たちが侵入してきても警笛をならさず追っ払いもしない。

野生の生物に限らず人間の周りにいる犬や猫たちも、よく観察してみると同じである。主に対象として取り上げ敏感に反応する相手は、同種の生物なのである。これは同一種の数を調整する為にインプットされているからだ。

人間も全く同じである。外国から人間が侵入や侵略してくると、戦争を行ってきた。周りに他の生物がいても、余り関心を示さない。人間の中で、人間ばかりを見ている。人間に対してどうしようか、優位に立つには如何にするかなど、対象が人間を意識したものばかりである。

人間が作った勉強なんかをいくら行っても、他の生物の域から脱却していない。本能としてインプットされた状態のまま自らを放置している。私たち人間は、向き合う相手を間違えたまま今日に至る。

地球上にいる全ての生物の代表として、親として、向き合う相手を的確にし照準を絞り、立場を理解し、必ず終焉(しゅうえん)が来るその日まで、 全ての生物と共存共生を、果たさなければならない。人間が、向き合う相手は、全てを創造した重力である。その方向に向かないようにインプットされている が、間違いなく地球上の私達は、重力の三原則から応用されて創られた。全て唯物の世界で、お粗末な「心と呼ばれる」精神作用しか持たされていない。そう深 く理解し、体得して感じとらなければない。

この部分が「人間の存在理由であり、重力の功罪」である。「唯物では完璧であるが、真の唯心では悪魔である」「他の肉体を食って、自己の肉体を 持続させる」「他を究極な不幸にして、自己の幸福に変える」「他を悲劇のどん底に陥れ、自己の歓喜に変える」というような間違ったことが今も世界中の至る 所で発生し、日々尽きることなく無数に繰り返されている。なんとも悲しい現状である。

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